鏡餅の橙の代わりとして使えるものは?代用品の選び方や飾り方

年末が近づき、いざ鏡餅を準備しようと思った時、「あれ?肝心の『橙(だいだい)』がどこにも売っていない!」なんて焦った経験はありませんか?
お正月準備のクライマックスとも言える鏡餅ですが、この「橙」問題は毎年の悩みのタネですよね。
本物の橙が手に入らない時、代用品として一番に思い浮かぶ「みかん」で済ませて良いんだろうか?
「100均」のプラスチック製でも神様に失礼にあたらない?
それとも、いっそ「なし」でも良いのかな?
人によっては「ゆず」や「きんかん」はどうだろう、と悩んだり、「子どもと『折り紙』で作るのは?」と考えたりすることもあるかもしれません。
この記事では、そんな「鏡餅 橙の代わり」を探しているあなたの疑問にまとめてお答えします!
代用品として何が最適なのか、そもそもなぜ橙を飾るのかという本来の「意味」、さらには鏡餅の正しい「飾り方」や「いつまで」飾るか、飾った後の「処分」方法や「仏壇」に飾る場合のマナーまで、年神様(としがみさま)をお迎えするために必要な知識をまるっと解説しますね。
- 鏡餅の橙の代用品(みかん・100均など)の許容範囲
- なぜ鏡餅に橙を飾るのか、その本来の意味
- 鏡餅の正しい飾り方と飾る場所
- 鏡開きはいつ?飾った後の処分方法
鏡餅の橙の代わりとして使えるものは?
年末のスーパーを何軒回っても、本物の「橙」ってなかなか見つからないんですよね…。
でも、安心してください。
結論から言うと、代用品でも全く問題ありません!
大切なのは、形よりも「心」です。
どれが最適なのか、パターン別に詳しく見ていきましょう。
代用品はみかんが最適解
もし代用品で迷ったら、「みかん」が最も一般的で推奨される選択肢です。
理由はいくつかありますが、最大の理由は、橙と同じ柑橘類で、冬が旬の果物であること。
そして何より、鏡餅の頂点に必要な「丸い形」と「縁起の良い橙色(オレンジ色)」という、視覚的な調和(見た目)を完璧に保てるからです。
もちろん、読者の皆さまがご存知の通り、「橙(だいだい)」という名前の「代々(だいだい)栄える」という本来の語呂合わせの意味は失われてしまいます。
でも、一番大切なのはお供えする「気持ち」です。
年神様をお迎えする上で失礼にあたることはありませんし、「今年も一年、家族みんなが健康で過ごせますように」と心を込めて飾れば、それはもう立派な鏡飾りになりますよ。
お正月が終わった後、お下がりとして美味しく食べられるのも、みかんならではのメリットですよね。
100均のプラスチック製は失礼?
次に迷うのが、100円ショップなどで売っているプラスチック製の橙や、食品サンプルですよね。
「神様にお供えするのに、プラスチックなんて失礼かも…」と心配になる気持ち、とてもよくわかります。
これも結論から言うと、現代の選択肢として「全く問題なし」と私は思います。
少し考えてみてください。
昔は鏡餅本体も、年末にペッタンペッタンとつきたての「手作り餅」でした。
でも現代ではどうでしょう?
「カビの心配が少ない」「清潔で保存性が高い」といった実用的な理由から、鏡餅本体が「真空パック」の餅や、プラスチック容器に個包装の切り餅が入ったタイプであることが、ごく一般的になっています。
鏡餅の「本体」であるお餅が実用性重視で許容されている以上、その「飾り」である橙がプラスチック製(100円ショップのものなど)であっても、失礼にはあたりません。
これは手抜きではなく、「現代の生活様式に合わせたお祀りの形」として、ちゃんと定着していると解釈して大丈夫です。
特にアパートやマンションなど、カビが発生しやすい環境にお住まいの方にとっては、非常に合理的で賢い選択だと思います。
ゆずやきんかんでも代用できる?
「みかんはちょっと小さいし、他に何か良いものはないかな?
」と考える方もいらっしゃるかもしれませんね。
結論から言うと、「ゆず」や「きんかん」は推奨できる代用品です。
これらは日本古来の冬の柑橘類ですし、それぞれに縁起の良い意味合いも持っています。
- ゆず:冬至に「ゆず湯」に入るように、「厄除け」の意味合いがあります。香りも良く、鏡餅にふさわしい風格もありますね。
- きんかん:その名前が「金冠(きんかん)」に通じることから、「富の象徴」として縁起が良いとされています。
どちらも形が丸く、鏡餅との調和が取れる点も良いですね。
特にゆずは大きさもしっかりあるので、立派な鏡餅に見えるかなと思います。
避けた方が無難な代用品
逆に「レモン」は、形状(丸くないものが多い)や文化的な背景(西洋のイメージ)が、鏡餅の伝統的な「和」のイメージとそぐわないため、あえて選ぶ必要はないでしょう。
また、りんごや柿(串柿は別ですが)、みかん以外の果物は、伝統的な文脈から外れてしまい、お供え物としての意味が薄れてしまうため、代用として推奨されません。
最低限、「冬の柑橘類」という枠組みで選ぶのがマナーかなと思います。
子どもと作る折り紙の橙
市販のプラスチック製が「実用性」を重視した選択であるのに対し、ご家族(特に子ども)と一緒に作る「折り紙」の橙は、「心」を重視した選択です。
昔ながらの「手作り餅」の良さが「気持ちが込められ、伝統的で風情がある」ことだとされています。
この「気持ちを込める」という点が、お供え物において最も重要なんです。
新年を迎えるにあたり、家族みんなで「手を動かし、心を込めて」準備した折り紙の橙は、単なる「モノ(物質)」としてのお供え以上に、年神様もきっと喜ばれる、価値のある「お供え」になりますね。
「これは私が折ったんだよ!」と、お子さんがお正月に誇らしげにする姿も目に浮かびます。
こうした伝統行事を通じたコミュニケーションこそが、一番の福を招くのかもしれません。
橙が「なし」でも問題ない理由
「いろいろ考えたけど、もう面倒!」「お餅だけ買ってきて、橙なしで飾るのはダメ?」
はい、橙が「なし」でも全く問題ありません。
むしろ、その方が良い場合さえあります。
何度も繰り返しますが、鏡餅の「本体」は、あくまで年神様が宿る「お餅(依り代)」です。
橙は「代々繁栄」の願いを込めた「追加の飾り」に過ぎません。
一番良くないのは、「橙が用意できないから」といって、鏡餅本体を飾るのをやめてしまうことです。
それでは、年神様をお迎えする機会そのものを失うことになり、よっぽど失礼にあたってしまいます。
橙がなくても、お餅本体を堂々と飾って、「今年もよろしくお願いします」と感謝の気持ちでお迎えしましょう!
なぜ鏡餅に橙を飾る?本来の意味
ここで、皆さまが「代用品」を探すきっかけとなった「本来の意味」について、しっかりおさらいしておきましょう。
なぜ代用品で良いのかを納得するためにも、この知識は不可欠です。
鏡餅は神様の「依り代」
すでにご存知の通り、鏡餅は単なるお正月の飾りや食べ物ではありません。
新年を司る「年神様」をお迎えするための神聖なお供え物であり、年神様が宿る「依り代(よりしろ)」、つまり神様の居場所そのものとされています。
あの丸い形は、昔の神事で使われた「鏡」を模しているとも、人の魂(心臓)を表しているとも言われます。
そして、お餅を二段に重ねるのは「陰」と「陽」を表すと同時に、「円満に年を重ねる」「福が重なる」という縁起の良い願いが込められているんです。
最大の理由=「代々」の語呂合わせ
その一番上に乗せる「橙」は、この果物の名前「だいだい」が、「代々(だいだい)」という言葉と同じ響きであることから来ています。
「家が代々(だいだい)栄えますように」という、家系の繁栄と存続を願う「語呂合わせ」が、橙を飾る最大の理由なんです。
【おさらい】「橙」と「みかん」は別物
ご存知の通り、この2つはスーパーで並んでいても、実は異なる果物です。
- 橙(だいだい): 皮が固く、分厚いのが特徴です。強い酸味と苦味があり、生食には適しません。その代わり、ポン酢やマーマレードなどの加工品に使われます。(出典:農林水産省「aff(あふ)」)
- みかん: 皮が柔らかく、甘みがあって生食に適しています。
橙は生食が難しく、年末の短期間しか市場に出回らないため、入手しにくい…だからこそ、本物の橙が入手しにくい今、「代用品」をどうするかが毎年悩みのタネになるわけですね。
鏡餅の橙の代わりが決まった後の飾り方・処分
無事に橙の代わり(みかんや100均、あるいは「なし」)が決まったら、次は鏡餅全体の「飾り方」や「飾る時期」、そしてお正月が終わった後の「処分」について確認しておきましょう。
こちらも意外と知らないルールや、地域差があったりするので、ぜひチェックしてください!
鏡餅を飾る場所はどこが良い?
鏡餅は、年神様をお迎えするのに最もふさわしい場所、つまり「神聖な場所」を選ぶ必要があります。
どこでも良いというわけではないんですね。
鏡餅を構成する「橙以外」の飾りの意味
鏡餅には、橙以外にも縁起の良い飾りが使われます。
これらもセットになっていることが多いですが、意味を知っておくと、より気持ちを込めて飾れますよ。
- 四方紅(しほうべに): 四方を紅(赤)で縁取った和紙です。「天地四方」を拝し、四方からの災いを退け、一年の繁栄を祈願する意味が込められています。家庭では、半紙で代用されることもあります。
- 裏白(うらじろ): シダ植物の葉です。葉の裏が白いことから「心に裏がない」清廉潔白さを示します。また、古い葉と新しい葉が対になって生える様子から、「夫婦が仲睦まじく、白髪になるまで」過ごせるようにという長寿の願いも込められています。
- 譲り葉(ゆずりは): 新しい葉が育ってから古い葉が落ちるという特性を持つ植物です。その姿から、家系が途絶えることなく「代々」続くように、親から子へと家が受け継がれる(譲られる)ように、という家督相続や家系存続の願いが込められています。(橙の「代々」と意味が重なりますね!)
伝統的な場所と現代の飾り場所
最も丁寧な形は、神棚(かみだな)があるお家は神棚に、または客間にある床の間(とこのま)です。
その際、「三方(さんぽう)」と呼ばれる専用の台に乗せ、その上に四方紅や半紙を敷いて飾るのが正式です。
でも、現代のアパートやマンションでは、神棚も床の間もないお家がほとんどですよね。
その場合の最適解は、「年神様をお迎えするのにふさわしい、清潔で、少し目線より高い場所」を選ぶことです。
具体的には、
- リビングの飾り棚やチェストの上(現代の床の間の代わり)
- キッチンのカウンター(火の神様、水の神様への感謝の場所)
- 家族が集まるダイニングテーブルの上
などが現実的な選択肢になります。
大切なのは、年神様が気持ちよく滞在できる、清潔で少し特別な場所を用意することかなと思います。
避けるべき場所
逆に、人の出入りが激しく、外からの「ケガレ」が持ち込まれやすい「玄関の土間(たたき)」や、人が見下ろしてしまう「床の上」に直接置くのは、神様に対して失礼にあたる可能性があるため、避けるのが無難です。
鏡餅はいつからいつまで飾るのか?
鏡餅は、飾る日と下げる日(鏡開き)にも、縁起を担ぐための決まりごとがあります。
「いつから準備すればいいの?」と焦らないためにも、覚えておきましょう。
飾り始める日:12月28日がベスト
正月飾りを飾り始める日は、12月28日がベストとされています。
理由は、漢数字の「八」が末広がり(すえひろがり)の数字であり、縁起が良いためです。
もし28日に間に合わなければ、キリの良い「12月30日」でも大丈夫です。
避けるべき「NG」な日
以下の2日間は、古くから正月飾りを飾る日として避けられています。
これは鏡餅に限らず、しめ飾りや門松も同様です。
- 12月29日(NG): 「9」が「苦」を連想させ、「二重苦」にも通じるため、縁起が悪いとして避けられます。
- 12月31日(NG): 大晦日に飾ることを「一夜飾り」と呼びます。これは、お葬式(一夜飾り)と同じであるため縁起が悪く、また新年の神様を迎えるのに前日(一夜)しか準備しないのは「誠意がない」とされ、神様に失礼にあたるため避けます。
28日を逃したら、慌てて29日に飾らず、30日に飾るのが安心ですね。
鏡開き(下げる日):松の内が明けてから
年神様が宿っていた鏡餅を下げていただく行事を「鏡開き」と呼びます。
このお餅を食べることで、年神様から新年の力(年魂)を授けてもらう、という意味があるんです。
この鏡開きの日付は、地域によって結構違います。
そのカギは「松の内(まつのうち)」という期間にあります。
「松の内」とは?
「松の内」とは、年神様が各ご家庭に滞在されている期間(=正月飾りを飾っておく期間)のことを指します。
神様がいらっしゃる「松の内」の期間中に鏡餅を「開く(割る)」のは失礼にあたるため、鏡開きは必ず「松の内が終わった後」に行われます。
この「松の内」の期間が地域によって異なるため、鏡開きの日付も変わってくるんですね。
地域別の一般的な「松の内」と「鏡開き」の日付をまとめてみました。
お住まいの地域がどれにあたるか、チェックしてみてください。
| 地域(通称) | 松の内(神様がいる期間) | 鏡開き(下げる日) |
|---|---|---|
| 関東・東北・九州など(全国の多く) | 元旦~1月7日(松七日) | 1月11日 |
| 関西地方(パターン1) | 元旦~1月15日(小正月) | 1月15日 |
| 関西地方(パターン2) | 元旦~1月20日(二十日正月) | 1月20日 |
| 京都の一部地域 | 元旦~1月3日(松三日) | 1月4日 |
もしご自身の地域がどれに当てはまるか不明な場合は、全国的に最も一般的とされる「1月11日」に行うのが無難かなと思います。
最近は地域差もあいまいになってきているようです。
仏壇に鏡餅を飾っても良いのか?
「うちは神棚はないけど、仏壇がある。ご先祖様がいる仏壇に、鏡餅を飾ってもいいの?」という疑問もよく聞きますね。
結論から言うと、飾っても問題ありません。
厳密には、鏡餅は年神様(神道)をお迎えするためのお供え物です。
一方、仏壇にお供えするお餅は「お供え餅」と呼ばれ、仏様やご先祖様(仏教)への感謝を示すものです。
これらは本来、宗派が違うため区別されるものです。
ですが、日本の家庭では昔から神道と仏教が自然に共存していますよね。
年神様をお迎えする新年の喜びを、ご先祖様とも分ち合い、新年のご挨拶をする、という「気持ち」の表れとして、仏壇に鏡餅を飾ることは広く許容されています。
より丁寧にするなら、神棚やリビングの棚(年神様)にメインの鏡餅を飾り、仏壇(ご先祖様)には少し小さめの鏡餅や、管理がしやすいプラスチック製のものを「お供え餅」として置く、といった配慮をすると、両方への敬意が示せて良いかもしれませんね。
鏡餅の処分の仕方、お焚き上げについて
お正月が終わった後、鏡餅とお飾りをどう扱うかは、とても重要です。
ここでの「処分」は、実は2つの側面に分けて考える必要があります。
- お餅本体:神様の力を「いただく(=食べる)」
- 飾り(橙など):神様を「お見送りする(=燃やす・処分する)」
この2つは、全く意味が違うので、しっかり区別しましょう。
お餅:神様の力をいただく(絶対に捨てない)
年神様の力が宿った「依り代」そのものであったお餅を、捨てたり、残したりすることは絶対にタブーです。
これは、神様から授かった一年の福を捨てることに等しい行為とされています。
鏡開きの日(1月11日など)に下げたら、必ず家族で食べきりましょう。
食べ方は、お汁粉やお雑煮にしていただくのが一般的です。
真空パックのお餅は柔らかいですが、本格的なお餅はカチカチに硬くなっているので、木槌などで割ります(武家社会の名残で「切る」「割る」という言葉を避け、縁起の良い「開く」という言葉を使います)。
一度に食べきれない場合は、庭先などで乾燥させてから、油で揚げて「おかき(おせんべい)」にするなど、工夫してすべていただきましょう。
最近は電子レンジで柔らかくする便利な方法もありますね。
飾り:神様をお見送りする(お焚き上げ・処分)
お餅以外の「橙」(または、みかん、プラスチック)や、「裏白」「譲り葉」「四方紅」などの飾りは、神様をお見送りする儀礼として、適切に処分します。
方法1(最善):どんど焼き(お焚き上げ)
神社や地域の行事である「どんど焼き(お焚き上げ)」に持って行き、他の正月飾り(門松、しめ飾りなど)と一緒に燃やしてもらうのが、最も丁寧な処分方法です。
これは、正月飾りを燃やす炎と共に、年神様を天にお見送りする儀礼でもあります。
この「どんど焼き」は、地域によって「とんどさん」「しんめいさん」「あわんとり」など、呼び名が多様ですね。
方法2(神社に行けない場合):自宅で清めて処分
どんど焼きのタイミングが合わない、あるいはそうした行事がない地域も増えています。
その場合は、自宅で処分することも可能です。
神様に失礼のないよう、橙や他の飾りをまとめて半紙などの白い紙に包み、塩で清めた上で、自治体のルールに従って(通常は燃えるゴミ)一般ゴミとして出します。
このひと手間が、神様への感謝の気持ちになります。
橙(みかん)の処分以外の活用法
お供えした橙が「本物」の(あるいは代用品が「みかん」の)場合、鏡開きで下げた後、お下がりとしていただいた後に、処分(廃棄)する以外の活用法もありますよ。
これは、神様からの恵み(お下がり)を最後まで無駄なくいただくという、非常に理にかなった「もったいない」精神の表れであり、素晴らしい活用法だと私は思います。
本物の橙は強い酸味と香りが特徴です。
この特性を活かして、
- 皮を刻んでマーマレード(ジャム)にする
- 果汁を絞って、お醤油と合わせて自家製ポン酢にする
- 乾燥させてお風呂に入れ、香りを楽しむ(ゆず湯ならぬ「橙湯」ですね!)
といった形で活用できます。
もし本物の橙やみかんをお供えした場合は、お餅だけでなく、これらのお下がりも無駄なく楽しんでみてください。
鏡餅の橙の代わりはどうする?まとめ
今回は、「鏡餅 橙の代わり」というキーワードを軸に、鏡餅に関するアレコレを解説してきましたが、いかがでしたか?
結論として、鏡餅の「橙」の代わりは、「みかん」「100均のプラスチック」「子どもが作った折り紙」、あるいは「なし」であっても、全く問題ありません。
伝統的な「代々繁栄」という語呂合わせの意味を知っておくことは、日本の文化を理解する上でとても大切です。
ですが、それ以上に重要なのは、新年を司る年神様をお迎えし、一年の家族の健康と繁栄を願う「気持ち」です。
伝統の形式に縛られすぎて「橙がないから飾らない」となってしまうよりも、ご自身のライフスタイルに合った無理のない形で鏡餅を飾り、晴れやかな新年をお迎えいただくことこそが、一番大切なことだと私は思います。
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