鏡餅とお供え餅の違いとは?目的や意味の違い&使い分けの方法

年末年始の準備で、鏡餅やお供え餅を用意する方は多いでしょう。
しかし、これら二つの違いを正確に説明するのは難しいかもしれません。
お正月を迎えるにあたり、鏡餅はどこに飾るのが正しいのか、そして日々お参りする仏壇や神棚にはどちらを供えるべきか、その使い分けや飾り方について具体的に悩むこともあります。
お餅は日本の伝統文化において非常に重要な役割を持っており、単なる飾りや食べ物以上の意味が込められています。
この記事では、似ているようで実は異なる鏡餅とお供え餅の明確な違いについて、その目的、飾る場所、時期、そして食べ方に至るまで詳しく解説します。
- 鏡餅とお供え餅の目的と意味の違い
- 仏壇や神棚への正しい飾り方
- 飾る時期や下げ方(鏡開き)のマナー
- お餅の食べ方や保存方法
鏡餅とお供え餅の違いとは?
鏡餅とお供え餅の違いは何なのか
鏡餅とお供え餅は、どちらも神仏に捧げる大切なお餅ですが、その目的や飾る場所、形状に明確な違いがあります。
これらを混同してしまうこともありますが、それぞれの意味を理解することで、より丁寧に新年やご先祖様と向き合うことができます。
鏡餅(かがみもち)は、主にお正月に年神様(としがみさま)をお迎えするための「依り代(よりしろ)」として飾られます。
年神様は新しい年の幸福や五穀豊穣をもたらす神様とされており、その神様が新年に家々を訪れる際に宿る場所として、鏡餅を供えるのです。
その丸い形は、三種の神器の一つである「八咫鏡(やたのかがみ)」を模したとも、人の心臓(魂)を模したとも言われています。
一般的に、神棚や床の間、あるいは玄関など、年神様をお迎えするのにふさわしい家の中心的な場所や清浄な場所に飾られます。
形状は、大小2つの丸い餅を重ね、その上に橙(だいだい)や昆布、四方紅(しほうべに)などを飾るのが伝統的です。
一方、お供え餅(おそなえもち)は、より広義で、仏様やご先祖様への供養・感謝、あるいは神様への感謝を込めて供えられる餅全般を指します。
仏教においては「五供(ごくう)」と呼ばれる基本のお供え(香・花・灯明・浄水・飲食)の一つ、「飲食(おんじき)」として非常に重要な位置づけにあります。
お米から作られるお餅は、古来より神聖な食べ物とされてきました。
そのため、お正月だけでなく、お盆や彼岸、法事(年忌法要など)といった仏教行事でも広く用いられます。
飾る場所は、主に仏壇や神棚です。
形状は宗派や地域によって異なりますが、お飾りを伴わないシンプルな白い丸餅が一般的です。
このように、目的や飾る時期、場所が異なる点が大きな違いです。
この違いを理解することで、次の使い分けのポイントが明確になります。
鏡餅とお供え餅の主な違い(まとめ)
| 項目 | 鏡餅 | お供え餅 |
|---|---|---|
| 目的 | 年神様をお迎えする依り代(神様が宿る場所) | 仏様・ご先祖様・神様への感謝や供養の品 |
| 主な時期 | 正月(年神様を迎える期間) | 正月、お盆、彼岸、法事など(通年・行事ごと) |
| 飾る場所 | 神棚、床の間、玄関、台所など | 仏壇、神棚 |
| 形状 | 大小二段重ね、橙などの飾り付き | シンプルな丸餅(宗派・地域による) |
鏡餅とお供え餅はどう使い分ければいい?
前述の違いを踏まえ、使い分けのポイントを「目的」と「時期」で考えると明確になります。
鏡餅は、基本的に「お正月限定」の特別な飾りと考えます。
年神様をお迎えする神聖な依り代として、神棚、床の間、玄関など、家の目立つ場所や清浄な場所に飾ります。
鏡餅に添えられる飾りにも意味があり、例えば橙(だいだい)は「代々繁栄」、昆布は「よろこぶ」、串柿は「幸運をかき集める」などの願いが込められており、新年を祝う意味合いが非常に強いものです。
お供え餅は、「仏事や神事全般」で使用できる、より汎用性の高いお餅です。
お正月には神様・仏様への感謝として、お盆にはご先祖様のおもてなしとして、そして四十九日や年忌法要などの法事では故人への供養として、仏壇や神棚に供えられます。
こちらは新年の飾りというより、感謝や供養の気持ちを「お餅」という形で表すものと言えます。
迷ったら、「お正月(年神様)には華やかな鏡餅」、「法事やお盆(ご先祖様)にはシンプルな丸いお供え餅」と覚えておくと分かりやすいですよ。
もちろん、お正月に仏壇や神棚へ、鏡餅ではなくシンプルなお供え餅を供えても、感謝の気持ちは十分に伝わりますので間違いありません。
鏡餅は仏壇に飾っても大丈夫?
結論から言えば、鏡餅を仏壇に飾っても問題ありません。
むしろ、積極的に飾るご家庭も多く見られます。
鏡餅は本来、神道に基づく年神様をお迎えするものですが、仏壇にお供えすることには「ご先祖様あっての私たちです」という感謝の気持ちと、「ご先祖様にも良い新年を迎えていただきたい」という新年のご挨拶の意味が込められています。
ご先祖様あってこその今の家族であり、新年を共に祝う気持ちを表すことは非常に自然なことです。
注意点:地域の風習や宗派の考え方を確認
仏壇に鏡餅を飾るかどうかは、地域や家庭の伝統、菩提寺の考え方によって異なる場合があります。
例えば、浄土真宗では、信仰の中心が阿弥陀如来であり、他の宗派と異なり「年神様を迎える」という概念や、故人がお盆に帰ってくるという考え方をしません。
そのため、お正月であっても特別な飾りをせず、阿弥陀如来への感謝を示す「お供え餅(御華束:おけそく と呼ばれる色付きの餅を積んだもの)」を供えるのが正式とされる場合があります。
判断に迷う場合は、親族の年長者や菩提寺に一度相談してみると安心です。
もし飾る場合は、仏壇のスペースは限られていることが多いため、神棚や床の間に飾るものよりも一回り小さいサイズの鏡餅を選び、ご本尊様やお位牌を隠してしまわないよう、適切な場所(供物台の上など)に配慮して飾るとよいでしょう。
お供え餅を神棚に飾っても問題ない?
こちらも全く問題ありません。
神棚に鏡餅ではなく、シンプルな丸いお供え餅を飾ることも一般的です。
「お供え餅」という名前の通り、神様へのお供え物として用いられることは非常に一般的です。
日本は古来より稲作文化と共にあり、お米、そしてお米から作られるお餅は、神様への感謝を示す最も神聖な供物(神饌:しんせん)とされてきました。
お正月に限らず、神棚には日頃からお米やお酒、塩、水をお供えしますが、お正月やお祭りのような特別な「ハレの日」には、これらに加えてお供え餅を捧げ、神様への一層の感謝や豊作、無病息災を祈願します。
お正月に神棚へあえて華美な飾りの「鏡餅」ではなく、神聖さの象徴であるシンプルな「お供え餅」を供える地域や家庭もあります。
どちらも神様への感謝と祈りを捧げるものという点では共通しています。
鏡餅とお供え餅の違いについて
お供え餅の飾り方は?
仏壇にお供え餅を飾る場合、いくつかの基本的なマナーがあります。
ご先祖様は、私たちが思う以上にお供えの仕方を見ているとも言われます。
故人やご先祖様へ失礼のないよう、心を込めて丁寧に飾りましょう。
専用の仏具で飾る
お供え餅は、普段使っているお皿に直接乗せるのではなく、専用の仏具を使ってお供えするのが正式な作法です。
- 高月(たかつき)
多くの宗派で用いられる、脚付きの杯のような形状の仏具です。お菓子や果物を供える際にも使われます。
通常は一対(二つ)で仏壇に置かれ、その上に餅を乗せます。
- 供笥(くげ)
主に浄土真宗で使われる仏具です。お供え餅(御華束)を乗せるための専用の台で、宗派(本願寺派は六角形、大谷派は八角形など)によって形状が異なる場合があります。
半紙(懐紙)の使い方
仏具に直接お餅を置くのではなく、半紙や懐紙(かいし)を敷いた上にお餅を乗せると、より丁寧です。
これは、清浄さを保つという意味合いのほか、お餅の湿気や成分が仏具に直接付着し、変色や傷みの原因になるのを防ぐ実用的な意味もあります。
半紙は特定の折り方(慶事用・弔事用)がありますが、難しければ清潔な半紙を仏具の大きさに合わせて折り、その上に供えましょう。
形・色・個数
- 形:
一般的には丸い形のお餅(丸餅)が主流です。
丸い形は「円満」や「魂」の象徴とされます。
- 色:
基本的には白いお餅を用います。
白は清浄や無垢を表す色とされています。
ただし、新しく仏壇を購入した際の「仏壇開き(開眼供養)」や、一部の慶事の法要など、お祝い事の要素がある場合は紅白の餅が使われることもあります。
- 個数: 宗派やお寺、地域によって様々で、厳密な統一ルールはないことが多いです。
高月が一対あれば左右に1個ずつ、あるいは奇数(陽の数)が良いとされ3個や5個を積む場合もあります。
仏具に乗る数をお供えすればよいでしょう。
不安な場合は菩提寺に確認するのが確実です。
四十九日の特別な飾り方
故人が亡くなってから四十九日目の法要は、故人の来世の行き先が決まる重要な日(満中陰)とされています。
この日には、「四十九日餅(しじゅうくにちもち)」と呼ばれる特別なお餅を供える風習があります。
「傘餅(かさもち)」や「積み餅」とも呼ばれ、49個の小さな餅を積み重ねたり、あるいは大きな平たい餅1個と小さな餅49個を組み合わせて、故人の49日間の旅路を支える「杖」や「笠」に見立てるなど、地域や宗派によって様々な形があります。
これは一般的なお供え餅とは異なる特別なものですので、準備の際は葬儀社や菩提寺に相談するのがよいでしょう。
正月用のお供え餅はいつからいつまで飾る?
お正月に飾るお餅(鏡餅、またはお供え餅)の「飾る時期」と「下げる時期」には、古くからの習わしに基づいた、縁起を担いだ一般的な目安があります。
飾る時期(飾り始め)
飾り始める日は、12月28日が最も縁起が良いとされています。
漢数字の「八」が末広がりで縁起が良いため、新年の準備を始めるのにふさわしい日とされます。
もし28日に間に合わなくても、30日であれば問題ないとされています。
避けるべき日
- 12月29日: 「二重苦(にじゅうく)」と読めるため、縁起が悪いとされます。
- 12月31日: 「一夜飾り」と呼ばれ、新年の神様を迎えるのに前日ギリギリに慌てて準備するのは誠意に欠ける「葬儀の飾り付け(一夜飾り)と同じ」とされ、歳神様に対して失礼にあたるとされています。
遅くとも30日までには飾るようにしましょう。
下げる時期(鏡開き)
お正月に神様(年神様)が滞在する期間を「松の内」と呼びます。
この松の内が明けると、年神様がお帰りになるとされ、お供えしていた鏡餅を下げます。
この餅を下げて食べる行事を「鏡開き」と呼びます。
鏡開きの日付は、松の内がいつまでかによって地域で異なります。
(参考:リンベル株式会社「鏡開きとは?いつ・なにをする?」)
- 関東地方など: 一般的に1月11日 (松の内が1月7日までのため)
- 関西地方など: 1月15日や20日 (松の内が1月15日までのため。もともと松の内は15日まででしたが、江戸幕府三代将軍の徳川家光の月命日が20日であったため、それを避けて11日になったなど諸説あり、地域によって差が見られます)
仏壇に供えたお餅も、この鏡開きに合わせて下げるか、あるいは松の内が明けたタイミング(7日や15日)で下げることが多いです。
ただし、生のお餅はカビやすいため、日付に関わらず傷む前に下げても問題ありません。
お餅の保存について
手作りや生の餅はカビが生えやすいため、飾る期間中も注意が必要です。
特に暖房の効いた部屋では傷みやすいです。
現代では、カビの心配がない真空パック入りの鏡餅や、プラスチック製の容器に個包装の小餅が入ったタイプ(プラ餅)を活用する家庭も増えています。
これらは衛生的に長期間飾ることが可能です。
お供え餅の食べ方は?鏡餅との違いについて
お供えしたお餅は、「お下がり」としていただくことに大きな意味があります。
神仏にお供えした物には、その力が宿ると考えられており、それを食べることで神仏の力を分けてもらい、一年の健康や無事を願うという意味が込められています。
鏡餅の食べ方(鏡開き)
鏡餅の「鏡開き」には、食べ方(割り方)に伝統的なマナーがあります。
包丁を使わないのが習わしです。
これは、鏡餅が神様の依り代であると同時に、武家社会においては「具足(=鎧兜)餅」とも呼ばれ、神聖なものであったことに由来します。
「切る」という言葉が「切腹」を連想させるため縁起が悪いとされました。
そのため、「切る」や「割る」を避け、末広がりを意味する縁起の良い「開く」という言葉が使われます。
伝統的には、乾燥して固くなったお餅を木槌(きづち)や金槌(かなづち)で叩いて、食べやすい大きさにします。
固いお餅を柔らかくする方法
- 電子レンジ: 水を張った耐熱容器にお餅を入れ、ラップをして加熱します。
(加熱しすぎると溶けてしまうので、様子を見ながら短時間ずつ加熱するのがコツです)
- 水に浸す: 大きな鏡餅は、一晩ほど水に浸けておくと割りやすくなります。
- 煮る: 鍋で弱火でゆっくり煮て柔らかくします。
お汁粉やぜんざいにする場合はこの方法が適しています。
食べ方としては、お雑煮やお汁粉(ぜんざい)、あるいは焼いて醤油やきな粉でいただくのが一般的です。
お供え餅(仏壇・法事)の食べ方
法事やお盆などで仏壇に供えたお餅も、鏡餅と同様に「お下がり」として家族で分けて食べるのが一般的です。
ご先祖様からの「お下がり」をいただくことで、供養になると考えられています。
こちらには鏡開きのような厳格なルールはなく、包丁で切っても問題ありません。
法事の参列者で分けて持ち帰ることもあります。
お雑煮、焼き餅、ぜんざいなど、美味しくいただきましょう。
カビが生えてしまったら
お供えしていたお餅にカビが生えてしまった場合、カビの部分だけを取り除いても、目に見えない菌糸が内部深くまで侵入している可能性があります。
特にカビ毒(アフラトキシンなど)は加熱しても分解されにくいものがあり、健康に害を及ぼす恐れがあります。
(出典:農林水産省「カビ毒の基礎情報」)
無理に食べず、神仏への感謝を伝えてから処分するのが賢明です。
お餅を食べる際の注意点
お餅は粘着性が高く、窒息事故の原因になりやすい食品です。
特に高齢者や小さなお子様が食べる際は、以下の点に十分注意してください。
(参考:消費者庁「年末年始、餅による窒息事故に御注意ください!」)
- 餅は小さく切り、食べやすい大きさにする。
- 急いで飲み込まず、ゆっくりとよく噛んでから飲み込む。
- 食事中は誰かが見守り、水分(お茶や汁物)を摂りながら食べる。
お供え餅を手作りする際の作り方は?
ご家庭で餅つき機などを使って、お正月用の鏡餅(お供え餅)を手作りすることもできます。
つきたての温かいお餅を丸める作業は楽しいものですが、きれいな丸い形に仕上げるには少しコツが必要です。
準備するもの
- つきたてのお餅(火傷に十分注意してください)
- 餅取り粉(もちとりこ):コーンスターチや上新粉が使われます。
これに片栗粉を半量ほど混ぜると、滑りが良くなり作業しやすいとされています。
- 手水(てみず):粉の代わりに水で作業する場合もありますが、鏡餅を丸める際は粉を使うのが一般的です。
水を使うと餅の表面がベタつきやすく、後でカビやすくなるためです。
- お餅を並べて冷ます台(バットや清潔な板など)
きれいな鏡餅を丸める手順
- つきたてのお餅は非常に熱いので、火傷に十分注意しながら作業します。
- 両手に餅取り粉をしっかりつけます。
- お餅の塊から、表面の滑らかな部分が外側(鏡餅の表面)になるように意識しながら、一塊を絞り出すようにちぎり取ります。
この時、シワやひび割れを内側に押し込むようにするのがコツです。
- ちぎった断面(お餅の底になる部分)にも粉をつけ、台の上に置きます。
- 両手の手のひらの付け根(小指側)あたりを使って、お餅の側面を内側に押し込むようにしながら、表面をピンと張らせるイメージで丸く形を整えていきます。
一方向に回転させながら行うと均一な丸になりやすいです。
- きれいな丸型になったら、最後に手のひらで真上から優しく押さえ、鏡餅特有の少し平たい、安定感のある形に仕上げます。
手作りの注意点
- 形を整えたお餅は、お互いがくっつかないように十分な間隔をあけて台の上に並べ、風通しの良い涼しい場所でゆっくり冷まして固めます。
- 完全に固まる前に触ってしまうと、表面に指紋やシワが寄ってしまい元に戻せなくなるため、そっとしておくことが大切です。
- 手作りのお餅は保存料などが入っていないため、カビが非常に生えやすいです。
飾る期間や場所の湿度・温度に注意してください。
鏡餅とお供え餅の違いとは?まとめ
この記事の重要なポイントをまとめます。
- 鏡餅は年神様をお迎えする依り代
- お供え餅は仏様やご先祖様への感謝・供養の品
- 鏡餅は正月に神棚や床の間へ飾るのが基本
- お供え餅は正月・お盆・法事に仏壇や神棚へ供える
- 鏡餅は大小二段重ねで橙などの飾りを付ける
- お供え餅はシンプルな丸餅が一般的
- 鏡餅を仏壇に飾ることも可能(ご先祖様への感謝)
- お供え餅を神棚に飾ることも問題ない(神様への感謝)
- 仏壇へは高月や供笥(浄土真宗)などの仏具を使用する
- お餅は半紙や懐紙の上に置くとより丁寧
- 正月飾りは12月28日に飾るのが末広がりで縁起が良い
- 12月29日(二重苦)と31日(一夜飾り)は避けるのが賢明
- 鏡開きは関東で1月11日、関西で1月15日などが一般的
- 鏡餅は「切る」を避け、木槌などで「開く」
- お供え餅(お下がり)は感謝していただく(カビや窒息事故に注意)
- 手作りのお餅はカビや型崩れに注意する
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